世界社会フォーラム ブレティン 2007年11月13日版(非公式日本語版)
※公式の英語版は以下のURLでご覧になれます。
http://www.forumsocialmundial.org.br/download/wsf_bulletin_07-11-13_en.htm
1. 世界社会フォーラム国際評議会は「行動のためのグローバル・デー」に向けた次のステップについて協議した
次回の世界社会フォーラム(WSF)のために計画された2008年1月のモビライゼーション・ウィークと「行動のためのグローバル・デー」は、ベレン(ブラジル・パラ州)で10月の最終週に開かれた世界社会フォーラム国際評議会で形をなし始めている。次の世界社会フォーラムにむけて、4大陸から100人を超える代表が集まり、戦略を練り、ローカルとグローバルの相互関連などについて話し合った。
過去の一元化された世界社会フォーラムと異なり、2008年のWSFは世界各地の社会運動、組合、グループやネットワーク、その他の組織による無数のイベントが、それぞれの活動地域で繰り広げられることになる。これは共通の一週間のあいだに行われ、1月26日の「行動のためのグローバル・デー」で頂点を迎える。グローバルなキャンペーンは直接的に社会的なアクターによるローカルなアジェンダに結びつき、議論と文化的あるいは芸術的なイベント、デモ、抵抗運動、直接行動、会合、あるいは「もうひとつの世界は可能だ」ということを示すその他さまざまな方法で一週間を満たすのである。
ベレンでの会合は、ローカル・アクションをグローバルな行程に統合し、抵抗のネットワークを可視化し、ダヴォス経済フォーラムの提案へのオルタナティヴを突きつけるために、いくつかの戦略を策定した。ダヴォス経済フォーラムは通常スイスにおいて世界社会フォーラムと同日程で行われている資本主義者のサミットである。
コミュニケーションは「行動のためのグローバル・デー」で中心的な役割を果たす。すでにアクションのための国際的な呼びかけが掲載されているウェブサイト(www.wsf2008.net)は直ぐにアクションを広報し表現するための主要なツールに発展する。
私たちの戦略はイベントの情報を提供するだけではなく、根源的には「もうひとつの可能な世界」のためのグローバルな相互交流のプロセスを強化することである。このツールは私たちが、異なる地域で活動しているが同じ問題関心を共有するグループ間の、ローカルなアクションと提案の間にグローバルなリンクを創り出すのに貢献するであろう。ローカル・グループは相互に異なる活動分野を収れんさせるポイントを作り上げることも出来るだろう。
1月26日の週のあいだ、www.wsf2008.net は同時に世界各地のイベントに関する記事をマルチメディアで提供する。「行動のためのグローバル・デー」の間に世界の異なる場所で何が行われているかを見せてくれるライヴ映像のブロードキャスト放送や野外上映などが企画されている。
アーティスト、音楽家、映像作家、メディア活動家とAVプロデューサーへの呼びかけがベレンで発行された。彼らには、世界社会フォーラム原則憲章に関係した1分のビデオを作成することが呼びかけられている。
ベレンの会合で、そこに参加した組織によって、「行動のためのグローバル・デー」のために企画された最初のイニシアティヴが示された。会合は、パラ州の州都であるベレンで行われる2009年の世界社会フォーラムのための動員プロセスを可視化するという点でも重要であった。
ベレン市は、全世界にとってのアマゾン地域の重要性に焦点を当てるために、2009年度のグローバル・フォーラムを誘致することを選んだ。つまり、アマゾン地域の地域的、文化的、政治的、経済的な現実が世界社会フォーラムがあつかってきた諸問題と強く結びついているのである。諸問題とは例えば生物多様性、気候変動、民族的あるいは文化的多様性、植民地主義、軍国主義、労働者と生産物の連結(生活レベルの鉱山採掘からハイテク産業まで)、といった問題である。
2008年世界社会フォーラムに関するコミュニケーションとメディアの問題に関しては、media@wsf2008.net に問い合わせるか、www.wsf2008.net を参照して頂きたい。
a) ベレン国際評議会に関するメディア報道
(省略)
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