Sunday, January 07, 2007

ワークショップ "Debate with Japanese anti-neoliberal movements on unsustainable development, foreign policies" へのおさそい

WSFナイロビに参加するみなさまへ

 私たちは1月20日よりナイロビで開催される世界社会フォーラム(WSF)で、「Debate with Japanese anti-neoliberal movements on unsustainable development, foreign policies: against ADB 2007 and G8 2008 in Japan(新自由主義に抗議する日本の社会運動との対話—07年アジア開発銀行総会と08年G8サミットの日本開催に向けて)」というタイトルのもと、ワークショップを開く予定です(23日の予定です。正確な日時は追ってご連絡差し上げます)。この度は、みなさまにぜひともご参集いただきたく、案内のメールを送らせていただきました。

 社会福祉のカット・雇用の柔軟化・民営化などの新自由主義政策は、現在、日本はもちろんのこと、世界中に広がっています。近頃は日本のメディアも、不平等と貧困が拡大する現状を分析すべく、否定的な意味を込めて「新自由主義」という言葉を使用するようになりました。こうした現状を無視するかのように、日本政府と多国籍企業は、新自由主義政策を日本国内だけでなく、世界中に広めています。

 日本は今年5月にはアジア開発銀行の年次総会を、来年にはG8サミットを主催することになっています。私たちはこれらの会合を通じて、新自由主義政策が世界中に強制されるのではないかという懸念を持っています。新自由主義の旗振り役であるアジア開発銀行とG8に対しては、ここ数年、各国のオルター・グローバリゼーション運動が、デモと対抗フォーラムで抗議の意志を示すのが恒例になっています。

 アジア開発銀行総会とG8サミットの日本開催への抗議行動の準備として、私たちのワークショップは、WSF参加者のみなさまとともに、次のようなテーマについて話し合っていきたいと考えています。
・日本政府&企業は、国内における新自由主義の広がりにいかなる役割を果たしているか。
・ODAと国際経済機関を通して、海外、とくにアフリカとアジアに対して、どのように新自由主義が強制されているか。
・社会運動やNGOは、いかにして抗議の声をあげていけばよいのか。
・とくに日本開催のアジア開発銀行総会とG8サミットに対して、日本の新自由主義に異議申し立てをする人びとは、海外の活動家と提携しながら、どのようなことができるのか。

 私たちのワークショップは、みなさまとともに、新自由主義に対する理解を深め、日本政府&企業の役割をより正確に把握し、たたかいの経験を共有していくことをねらいとしています。みなさまの参加を、心よりお待ちしております。ご質問などは、以下のメールアドレスにいただけるよう、お願い申し上げます。

大屋定晴(WSF日本連絡会)
小倉利丸(ピープルズプラン研究所)
春日匠(ATTAC京都)
Wsf07jp@alt-movements.org

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